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受験生必須!発音記号をマスターしよう!

英語を勉強する人の強~い味方、それが発音記号。これさえ読めれば英語の発音はネイティブ並み!都立高校入試でのスピーキング対策にも必要不可欠です。発音記号の一覧表をダウンロードして、音声つきで学習できます。

英語の成績がなかなか上がらない人の特徴 で、「正確な発音と音読が大切」と書きました。そこで、今回は発音記号について詳しく紹介します。

辞書の発音記号の画像

辞書を引くと上の画像のように、単語の横に奇妙な記号が書かれています。これが発音記号で、その単語の正確な音を教えてくれます。「カタカナで表記してくれればいいのに」と思われる方もいるかもしれませんが、英語の音はカタカナでは正確に表し切れないため、このような記号が開発されたわけです。この発音記号さえきちんと読むことができれば、知らない単語でも辞書さえ引けばその発音が正確にわかるという仕組みです。

 

まずは、この発音記号の一覧を、すぐこの下のボタンからダウンロードしてください。

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発音記号の早わかり表
すべての発音記号について、それぞれ発音のし方を簡潔にまとめたPDFファイルです。
発音記号の早わかり表.pdf
PDFファイル 130.0 KB

上記「発音記号の早わかり表」を見ながら、以下の解説を読んでください。

【 発音記号:短母音 】

人間の音声には母音(=「アイウエオ」に近い音)と子音(それ以外の音)があり、母音のうちでも音の長さが短いものが短母音です。簡単に言うと「短いアイウエオ」です。

短母音の発音記号の画像

上記1の例   cat, happy の黄色マーカー部分の音がそうです。

 

上記2は、あくびをするときの「ア」の音に近いです。あくびをするときは、のどの奥が大きく開きます。たとえば、box, college など。

 

上記3の例 mother, cup など。

 

上記4の例 hear, teacher など。

 

上記5の例 English, kitchen など。

 

上記6の例 cook, put など。

 

上記7の例 pen, lemon など。

 

上記8の例 coffee, fog など。 

 

※上記2と8はほとんど似たような音になる。

 

それでは上記1~8を音声で確認しましょう。 

【 発音記号:長母音 】

基本的には短母音をのばした音です。発音記号の右側に「 : 」というマークがついていたら、その音をのばすだけです。

長母音の発音記号の画像

上記1の例 father, heart など。

 

上記2の例   girl, world など。

 

上記3の例 eat, speak など。

 

上記4の例 food, cool など。

 

上記5の例 bought, saw など。

 

それでは上記1~5を音声で確認しましょう。

【 発音記号:二重母音 】

短母音を2種類組み合わせたような音になります。

二重母音の発音記号の画像

1の例 cake, base など。

 

2の例 boat, cold など。

 

3の例 fine, tiger など。

 

4の例 about, cloud など。

 

5の例 coin, enjoy など。

 

6の例 here, fear など。

 

7の例 chair, there など(辞書によっては[ eə ]と表記される)。

 

8の例 more, floor など(辞書によっては[ ɔ:r ]と表記される)。

 

9の例 tour, cure など。 

 

それでは、上記1~9を音声で確認しましょう。

【 発音記号:子音その1】

子音の発音記号はたくさんあります。有声音(息とともに声も出ている音)と無声音(息だけで声が出ていない音)があります(母音はすべて有声音)。

子音その1の発音記号の画像

1の例 play, pencil など。

2について

 

「ブ」から「ウ」をとるとはどういうことか説明します。「ブ」をローマ字で書くと、

"bu"となりますが、そのうち、黄色マーカー部分の"u(=ウ)"という音だけをカットしてしまうのです。すると、 

こんな感じの音になるわけで、bという発音記号の音はこれです。

 

例としては、book, table など。

3の例 cut, take など。

 

4について

 

「ドゥ」から「ウ」をとるとはどういうことか説明します。「ドゥ」をローマ字で書くと、"du"となりますが、そのうち、黄色マーカー部分の"u(=ウ)"という音だけをカットしてしまうのです。すると、 

こんな感じの音になるわけで、dという発音記号の音はこれです。

 

例としては、dry, heaなど。

5の例 cook, chemistry など。

 

6の例 dog, get など。

 

7と8について

fとvの発音:口の形の画像

どちらも上の画像のように、上の歯で下唇を軽く噛んで、その後はじくように発音します。

 

7の例 five, friend など。

 

8の例 visit, violin など。

それでは、上記1~8を音声で確認しましょう。

【 発音記号:子音その2】

子音その2の発音記号の画像

9と10について

 

単語のつづりの中に"th"があれば、このどちらかの音になり、いずれも上下の歯で舌を軽く噛みます。

thの発音:口の形の画像

そして、9のときは舌を噛んだまま声を出さずに息だけ出します。10のときは舌を噛んだまま息といっしょに声も出します。

 

9の例 three, thank など。 

 

10の例 that, brother など。

 

 

11の例 sister, hospital.

 

12の例 museum, season など。

 

13の例 she, push など。

 

14の例 usually, Asia など。

 

15の例 China, teacher など。

 

16の例 July, orange など。

それでは、上記9~16を音声で確認しましょう。

【 発音記号:子音その3】

子音その3の発音記号の画像

17の例 melon, come など。

 

18の例 nurse, never など。

 

19について

 

鼻濁音とは、「ガギグゲゴ」に対して鼻に抜ける感じの音で「カ゜キ゜ク゜ケ゜コ゜」です。まずは、その音から確認しましょう。

その「ク゜」から「ウ」をとった音になります。

 

19の例 sing, long

 

 

20の例 leave, pencil など。 

 

21について

 

舌先をどこにもつけずに「ラリルレロ」を言うと、

その「ル」から「ウ」をとった音がこの記号の音です。

 

21の例 radio, America など。

 

 

22の例 hat, history など。

 

23について

 

「ワ」をスローモーションで発音すると「ウア」になるので、そこから最後の「ア」だけをカットします。すると、短い「ウ」という音になり、それがこの記号の音です。

 

23の例 wing, work など。

 

24について

 

「ヤ」をスローモーションで発音すると「イア」になるので、そこから最後の「ア」だけをカットします。すると、短い「イ」という音になり、それがこの記号の音です。

 

24の例 young, used など。

 

※23と24は母音ではなく、あくまでも子音であることに注意。

 

an world (×)→ a world(○)

an used car(×)→ a used car(○)

それでは、上記17~24を音声で確認しましょう。