これは、駅で日常的によく使われる英会話表現の一つですが、これが中学校の教科書に載ってしまったから大騒ぎになりました。なんで大騒ぎになったかというと、文構造があまりにもわかりにくいからです。
How many stops is Shinjuku from here ? (新宿はここからいくつ目の駅ですか。)
上記のように、「stopsが複数形なのに、なんで is なの?」とか「もしも主語がShinjukuなら1つしかないのに、なんでHow many stopsなんだ?」とか…。ヤフー知恵袋でもよく質問されているようです。たしかに、このままだと本当につじつまの合わない文ですね。
まず、前提として、be動詞には、①「です」という意味と②「ある、いる」という意味の2つがあります。たとえば、
Shinjuku is three stops away from here.
という文の is はどちらかというと②の意味で、上記英文は「新宿はここから駅3つ分離れたところにある。」というのが直訳です。
上記の文を疑問文にすると、be動詞が文頭へ出て、
Is Shinjuku three stops away from here ?
となります。
次に、上記文の three stops away を How many stops away に変えて文頭に出すと、
How many stops away is Shinjuku from here ? (新宿はここから駅いくつ分離れたところにありますか。)
となって、あとは、awayを省略すると、
How many stops is Shinjuku from here ?
という文が完成するわけです。away は省略せずに残してもOKです。
答えるときは、
It's three stops ( away ). (「それは駅3つ分離れたところにあります。」→「それは3つ目の駅です。」)
などと言います。
これでお分かりいただけたでしょうか。
だったら、はじめから away を省略せずに残しておけよ。そうすりゃ~すぐに理解できるわ、と言いたいですね。(笑)