cake や pizza などが可算名詞なのか不可算名詞なのかよくわからない人は必読です。
これも受験生をよく悩ませる話ですね。
結論から言うと、生産や販売の時点では可算名詞で、切り分けて食べる時点では不可算名詞になります。
上の画像のように、ホールの状態であれば可算名詞なので、
My mother made a big cake yesterday. (昨日母が大きなケーキを作った。)
There are a lot of cakes at the shop. (そのお店にはたくさんのケーキがある。)
などとなります。
それに対して、上の画像のように切り分けて食卓に並んだ状態になると、不可算名詞になります。なので、
「昨日私たちが食べたケーキはとてもおいしかった。」は、
The cakes we ate yesterday were delicious. ・・・×
The cake we ate yesterday was delicious. ・・・○
となります。また、「私はケーキが大好き。」というときは、ホールの状態を眺めて喜んでいるわけではなく、切り分けて食べたときの味が好きなわけだから、
I like cakes very much. ・・・×
I like cake very much.・・・○
となります。
cake の他に、pizza や melonなども同じような扱いになります。
ただし、apple のように丸ごと食べられるものについては、最後まで可算名詞扱いにする方が多いようです。
上の画像は、Google Books Ngram Viewer での使用頻度の比較です。