疑問詞の when を用いたこのやり取りは、一見簡単そうに見えますが、実は、これが中学生を深く悩ませる問答の一つなんです。
【 会話例 】
まずは、次の各会話を見ましょう。
【 パターンその1 】
A : When is your birthday ? (あなたの誕生日はいつですか。)
B : It is October 15. (それは10月15日です。)
【 パターンその2 】
A : When is your birthday party ? (あなたの誕生日パーティーはいつありますか。)
B : It is on October 13. (それは10月13日にあります。)
なんで、パータンその1では前置詞の on がないのに、パターンその2ではそれが必要なの?という話です。
【 be動詞の二つの意味 】
まず前提として、be動詞には、①「です」という意味の他に、②「ある、いる」という意味があります。
① He is a teacher. (彼は教師です。)
② He is in New York.(彼はニューヨークにいます。)
先ほどの会話のパターンその1で使用されている is はいずれも「です」という意味で、パターンその2で使用されている is はいずれも「ある、いる」という意味です。
【 本題 】
で、ここから本題です。
パターンその1の「誕生日」は日付そのものであるのに対して、パターンその2の「誕生日パーティー」は日付ではなく行事です。この違いなんです。
つまり、パターンその1では日付そのものを問答しているので、「A はいつですか。」「A は~です。」というやり取りになるのに対して、パターンその2では日付ではなく行事を問答しているので、「A はいつありますか。」「A は~にあります。」というやり取りになるために、前置詞の on が必要になるわけです。
【 最後に頭の体操 】
では、ちょっと頭の体操をしましょう。
元旦=日付そのもの
クリスマス=日付そのもの
独立記念日=日付そのもの
ミーティング=行事
学校祭=行事
卒業式=行事
です。もうこれで大丈夫ですね。^ ^