小学生から大学受験をめざす人まで、英語を学習するすべての人にとっての最大の課題がこれです。このブログでは、英単語を覚えるコツをわかりやすく紹介します。
【 英単語を覚えるコツその1】
自分の名前を漢字で書けますか? 書けますよね。なぜですか? 頭が覚えているというより手が勝手に動きますよね。まずは、これが基本です。つまり、漢字の書き取り練習と同じように、頭ではなく、手に覚えてもらうことです。
最初はノートや紙に何度も書いて覚えるのですが、慣れてきたら、机の上に指を使って綴ってみるだけでも十分です。あるいは机も必要ないかもしれません。ベッドに寝っころがって、天井に向かって指で綴るだけでよいのです。自然に手が正しく動くようになるまで練習するだけです。
【 英単語を覚えるコツその2】
書き取りの練習をするときは、必ず、正しく発音をしながら覚えることです。
ときどき、theater(劇場)という単語を sheater と書いてしまう人がいます。しかし、英単語の中の th は、必ず舌を噛んで発音しますので、ふだんから発音といっしょに書き取り練習をする人であれば、こんな間違いはしないはずなのです。発音を正確に覚えていれば、vision (視界、見通し)をbisionと書いてしまうことも絶対にないはずです。つまり、発音を覚えていれば綴りを思い出せることもあるということです。
【 英単語を覚えるコツその3】
たとえば、Aさんは次のように単語の書き取り練習をしました。
school, school, school, school, school, school, school, school, school,
foreign, foreign, foreign, foreign, foreign, foreign, foreign, foreign, foreign,
language, language, language, language, language, language, language, language,
language,
それに対して、Bさんは次のように単語の書き取り練習をしました。
school, school, school
foreign, foreign, foreign
language, language, language
school, school, school
foreign, foreign, foreign
language, language, language
school, school, school
foreign, foreign, foreign
language, language, language
AさんもBさんも、3つの単語をそれぞれ9回ずつ書いて練習していますが、テストをするとどちらの方が良い点を取れるでしょうか。
答えは、Bさんなのです。
これはどういうことかというと、人間の記憶というのは、「忘れかけたころに再び思い出した時」に一番定着しやすいと言われているからです。つまり、
覚える→覚える→覚える→覚える→覚える
よりも、
覚える→忘れる→覚える→忘れる→覚える
というように、忘れて思い出す回数が多ければ多いほど記憶が定着しやすいのです。
ことのことは、日本人が「お母さん」という言葉を覚える過程を考えればよくわかります。幼い子供がはじめて「お母さん」という言葉を知って、すぐに忘れて、再び覚える。これを何度も繰り返しているうち、「お母さん」という言葉が本当に記憶として定着してしまうわけです。
だから、英単語をたくさん覚えるためには、まず忘れることが大事なのです。
このブログを読んでいる人の中には、「英単語がなかなか覚えられない」「覚えてもすぐに忘れちゃう」と嘆いている人が多いと思います。ところが、そういうあなたのような人こそが、最終的には豊富で確かな語彙力を身にけることができるのです。
【 英単語を覚えるコツその4】
私は中1のとき、何度練習しても綴りが覚えられない単語がありました。それは、chair (いす)です。ところが、ある覚え方をしたら一発で覚えることができました。
そうです。
チャイル
と覚えればよいのです。
他にもありますよ~。
table (テーブル)・・・ タブレ
foreign (外国の)・・・ フォレイグン
apple (りんご)・・・ アププレ
country (国、田舎)・・・ コウントリー
egg (たまご)・・・ エググ
bus (バス)・・・ ^^;