なわけね~だろ!
というのが正解であり、だれもが知る常識でもあります。学校の教科書だけで高校入試を乗り切れないという現実とその理由、また、どうすればよいかなどについて詳しく解説します。
もしも教科書の勉強だけで大丈夫なら、この世に塾なんて一つも存在しないでしょう。受験用参考書や問題集なども一切販売されないでしょう。また、当サイトでもわざわざ「高校入試英語教材」を販売なんてしません。
とくに私立高校の入試問題では、あきらかに教科書の範囲を逸脱した高校レベルの知識まで平気で出題され、教科書だけの知識だけでは全く歯が立ちません。「分詞構文」とか「関係副詞」って聞いたことありますか。難関私立の入試では出題されることがありますが、学校の教科書には一切出ていません。
一方、公立高校の入試問題は、一応教科書の範囲から出題されることになっています。では、お聞きしますが、そもそもあなたはその教科書の内容をすべてきちんと理解していますか?
【 教科書を本当に理解しているか:テストその1】
A : When is your birthday ?
B : It's September 20.
A : When is your school festival ?
B: It's on September 20.
上の例で、Bさんの最初のセリフには前置詞の on が無いのに、二つ目のセリフではそれがあるのはなぜかちゃんと説明できますか? これは教科書の範囲内の内容ですよ。
解説は、When is A ? に対する答え方 を読んでくださいね。
【 教科書を本当に理解しているか:テストその2】
店員 : How about this blue T-shirt ?
顧客 : Hmm, Please show me ( ア another イ the other ウ the others ).
これも教科書の範囲内の内容で、入試頻出問題です。
正解はアですが、イとウがなぜダメなのかちゃんと説明できますか。もしも説明できなければ、ちょっと問題がひねられたらおしまいですよ。
解説は、another, the other, others, the others の違い を読んでくださいね。
【 教科書を本当に理解しているか:テストその3】
A : This is an ( ア exciting イ excited ) book.
B: Oh, I know. I was very ( ウ exciting エ excited ) to read it.
これも公立・私立を問わず高校入試でよく出題される問題です。
すぐに答えがわかりましたか。正解は、アとエです。
解説は、excitingやinterestingとexcitedやinterestedの違い を読んでください。
【 教科書を本当に理解していない中学生が多い理由 】
以上のいずれのテストもすぐに正解にたどりつけば、あなたは学校の教科書の内容をきちんと理解しているので、公立高校の入試なら大丈夫でしょう。でも、「うん?」となった人は、教科書の内容すら実は理解していないわけで、たとえ公立高校入試でも苦戦が予想されます。
ところで、以上のテストで「うん?」となった人は、その理由がわかりますか。それは、教科書にその説明が詳しく書いてないからなんです。昔から学校の教科書というのは、英文とちょろっとした日本語が書かれているだけで、詳しい文法の説明はもちろん、各英文の和訳すら書かれていないんです。
先ほど私が紹介した、
another, the other, others, the others の違い
excitingやinterestingとexcitedやinterestedの違い
という3つのブログを読んでどう思いましたか? こんな説明が教科書に書いてありますか? 学校の先生から同じような説明をきちんと受けましたか?
真面目に教科書だけ丸暗記するような勉強をしていたら大変なことになる、ということがこれで理解できたでしょうか。良し悪しは別にして、これが現実なんです。だからこそ、日本では塾が流行るわけで、受験用教材もあちこちで販売されるわけです。
「じゃあ、どうすればよいの?」という人は 次回のブログ をお楽しみに!