前回の記事は 高校入試英語は学校の教科書だけで大丈夫か? ~PART1 でした。前回の記事では、学校の教科書を勉強するだけでは受験対策として不十分であるという現実を説明しました。今回はその続きです。
では、どうしたらよいのか、について詳しくアドバイスします。
【 学校の教科書を補う方法その1】
一つの方法としては、塾や予備校などに通ったり、家庭教師などを利用するということが考えられます。文科省の「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告」によると、中学生で塾や家庭教師を利用する子の割合は約60%にも及び、中3生については約70%の子が塾や家庭教師を利用しているそうです。
実際、多くの塾では、学校の教科書を詳しく解説したり、入試に出題される文法事項などを系統立てて教えてくれたりするので、塾や予備校へ通うメリットは大きいと思います。
ただし、私自身が予備校で英語の講義しているのでよくわかるのですが、最大の難点は「時間的制約」です。塾によって異なりますが、週に50分~150分という限られた時間内で、入試に必要な文法事項をすべて生徒たちに教え込むのは、とうてい不可能です。なので、生徒を学力別にクラス分けした上で、入試に出題される文法事項のうち、とくに優先順位の高いものにしぼって解説するしかない、というのが恐らくどの塾でも共通の指導スタイルだと思います。
【 学校の教科書を補う方法その2】
もう一つの方法として、書店やネット上で販売される学習教材を利用する方法があります。それらの中には、学校の教科書を詳しく解説したものや、入試に出題される文法やイディオムなどを詳しく紹介しているものもあり、学校の教科書を補充するためには有効な選択肢だと思います。
ただし、種類があまりにもたくさんあって、どれを選んでよいかわからない、という難点の他に、もう一つ最大の難点は「紙面的制約」です。一般的に書籍というのは執筆者と出版社の協力によって作成されますが、執筆者が「あれもこれも大事だから全部載せたい」と思っても、コスト削減のために出版社がページ数などを制約してしまうことが多く、入試に必要なすべての文法事項を詳しくその教材で解説することは、まず不可能でしょう。たとえば、「不定詞」や「動名詞」などについてはもちろん、「分詞構文」や「関係副詞」についてまでも、中学生が理解できるようにわかりやすく丁寧に解説した書籍を書店などで見たことがありますか。恐らく無いでしょう。
【 学校の教科書を補う方法その3】
そこで、三つ目の方法として私がおすすめするのは、PDFなどの電子ファイル形式の教材です。これならば、上記に述べた「時間的制約」も「紙面的制約」も存在しないため、執筆者が教えたいことのすべてを教えることが可能となります。当サイトが配布する教材がこの電子ファイル形式になっているのはそのためで、高校入試に必要な英文法の知識はほぼすべて網羅されています。「無料基本編」と「有料実践編」に分かれていますが、両者を合わせると全529ページというメガ教材です。
ただし、ページ数がここまで多いのは、これだけで参考書と問題集を兼ねていることや、わかりやすいように図解や表などを豊富に用いていることなどにもよるので、ページ数のわりには比較的短期間でマスターできるので安心してください。また、とくに難易度の高い事項についてはグレーのマーカーで色づけしていますので、志望校に応じて飛ばして学習することもできます。さらに、それぞれの文法事項ごとに「説明」→「練習問題」→「練習問題の解説」というサイクルになっているので学習効率が非常に良いです。
このように、当サイトが配布する教材は、非常に豊富な情報を皆さんに提供しつつ、時間の無い受験生でも志望校に合わせて無理なく学習でき、比較的短期間で学習効果が出るように設計されています。
興味のある方は、ぜひ、教材の特徴と使い方 をご覧ください。
一人でも多くの方に、当サイトが配布する「高校入試英語教材」を利用していただき、ぜひ英語を圧倒的な得意科目にしてほしい、というのが当サイトの切なる願いです。