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関係代名詞をわかりやすく解説~PART4

今回は、これまで学習してきた主格と目的格の関係代名詞を使って一発で英作できる便利な方法を紹介します。

【 関係代名詞の部品その1】

私を訪れる(その)男の人

これまでと同様に、被修飾語 = 「(その)男の人」をトップに出しますが、いきなり英語で書いちゃいます。

the man ・・・・・・・・・・・・・・・

ここで、先行詞の the man は、「visit という動詞をする側される側か」と考えます。その男の人が私を訪れるのだから、「する側」ですよね。このように、先行詞が何かをする側のときは、主格の関係代名詞にします。

 

そして、主格で先行詞が「人」だから、

主格の関係代名詞を一発で解く方法をわかりやすく説明した画像

上のように、先行詞の直後に who を置きます。そして、主格の関係代名詞のときには、その直後に(助)動詞を置いてやります。つまり、先行詞+S+V+・・・という形にすればよいのです。

 

ただし、一つだけ気をつけてほしいのは、主格の関係代名詞の場合、Vの形は先行詞(上の例では the man )を基準に決めるので、この場合には visit に三単現の s が必要になることです。

【 関係代名詞の部品その2】

私が訪れる(その)男の人

先ほどと同じように、いきなり被修飾語 = 「(その)男の人」を英語に直してトップに出しちゃいます。すると、

the man ・・・・・・・・・・・・・・・

となります。ここで先行詞の the man は、「visit という動詞をする側される側か」と考えると、今度は、私がその男の人を訪れるのだから、「される側」ですよね。このように、先行詞が何かをされる側のときは、目的格の関係代名詞にします。

 

そして、目的格で先行詞が「人」だから、

目的格の関係代名詞を一発で解く方法をわかりやすく説明した画像

上のように、先行詞の直後に who(m) を置きます。そして、目的格の関係代名詞のときには、その直後に「主語+(助)動詞」と並べます。つまり、先行詞+O+S+V+・・・という形にすればよいのです。

 

そして、目的格の関係代名詞の場合、Vの形は直前のS(上の例では「私」)を基準に決めるので、この場合には visit に三単現の s は不要です。

【 関係代名詞の部品その3】

私が訪れる(その)男の人

上の日本語は部品その2と同じですが、ちょっと別のやり方を紹介します。これまでと同じように、被修飾語 = 「(その)男の人」を英語に直してトップに出しちゃいます。すると、

the man ・・・・・・・・・・・・・・・

先行詞の the man はもちろん visit される側ですが、あえて、目的格ではなく主格の関係代名詞を使ってみましょう。

主格+受動態のかたちをわかりやすく説明した画像

主格で先行詞が「人」だから who を使い、その後にVを置くわけですが、ここを「受動態= be動詞+過去分詞 」にしてやればよいのです。つまり、「私が訪れる男の人」=「私によって訪れられる男の人」ということです。

 

主格の関係代名詞なので、be 動詞先行詞を基準にして、この場合は isでOKです。

 

なお、部品その2と部品その3は、よく書きかえ問題で出題されます。

【 関係代名詞の完全英作文 】

(1)関係代名詞の部品その1を使って

あなたは [ 私を訪れる(その)男の人 ]を知っていますか。

 

Do you know [ the man who visits me]?

(2)関係代名詞の部品その2を使って

あなたは [ 私が訪れる(その)男の人 ]を知っていますか。

 

Do you know [ the man who(m) I visit ]?

(3)関係代名詞の部品その3を使って

あなたは [ 私によって訪れられる(その)男の人 ]を知っていますか。

 

Do you know [ the man who is visited by me ]?

上記の(2)と(3)は書きかえ問題でよく出題されます。

 

今回はここまでです。次回をお楽しみに。