今回は「前置詞+関係代名詞」について詳しく解説します。
【 前置詞+関係代名詞の部品その1】
私がいっしょに遊んだ(その)少年
その少年(私は彼といっしょに遊んだ。)
the boy ( I played with him. )
上の場合、先行詞 = the boy とイコールの関係に立つのは him なので、この him が関係代名詞に変身するわけですが、ここで大事なルールがあります。直前に with という前置詞がありますよね。前置詞の直後の言葉が関係代名詞に変身するときは目的格になります。そして、先行詞 = 「人」なので him は whom に変わります。すると、
the boy I played with whom
となります。
ここで、今まで通り、whom を先行詞の直後へ場所移動すると、
the boy whom I played with ・・・ ○
the boy who I played with ・・・ ○
the boy that I played with ・・・ ○
the boy 省略 I played with ・・・ ◎
となります。
また、with whom でまとめて場所移動することもできます。そうすると、
the boy with whom I played ・・・ ○
the boy with who I played ・・・ ×
the boy with that I played ・・・ ×
the boy with 省略 I played ・・・ ×
となります。
【 前置詞+関係代名詞のポイント 】
① 前置詞の直後の言葉は目的格の関係代名詞に変身する。
② 関係代名詞だけ場所移動する方法と、前置詞とまとめて場所移動する方法の2通りの方法がある。
③ 前置詞とまとめて場所移動したときは、that の使用、省略、who の使用は許されない。
【 前置詞+関係代名詞の部品その2】
彼が住んでいる(一つの)家
一つの家(彼はそれの中に住んでいる。)
a house ( He lives in it. )
a house he lives in which
which だけを場所移動すると、
a house which he lives in ・・・ ○
a house that he lives in ・・・ ○
a house 省略 he lives in ・・・ ◎
in which でまとめて場所移動すると、
a house in which he lives ・・・ ○
a house in that he lives ・・・ ×
a house in 省略 he lives ・・・ ×
【 前置詞+関係代名詞の完全英作文 】
(1)前置詞+関係代名詞の部品その1を使って
[ 私がいっしょに遊んだ(その)少年 ]は神戸に住んでいた。
[ The boy who(m) I played with]lived in Kobe.
[ The boy that I played with]lived in Kobe.
[ The boy 省略 I played with]lived in Kobe.
[ The boy with whom I played ]lived in Kobe.
(2)前置詞+関係代名詞の部品その2を使って
これは [ 彼が住んでいる(一つの)家 ]です。
This is [ a house which he lives in].
This is [ a house that he lives in].
This is [ a house 省略 he lives in].
This is [ a house in which he lives].
今回はここまでです。次回をお楽しみに。